BLOG「森とくらしのはなし」

地域のこと

「視点のシェア」という醍醐味

もしも大谷翔平選手と知り合いになれるとしたら、どんなことが嬉しいでしょうか。

ある人は「周りに自慢できること」と答えるかもしれないし、ある人は「一流の野球を勉強できること」と答えるかもしれません。

ですがたぶん、大谷選手と知り合いになれることで一番の財産となるのは、「活躍し続ける人の価値観を垣間見れる」ということだと思います。同じ時間を過ごすなかで、何気ないひとことや会話の中身から、彼の「物事のとらえ方」や「生き方」などをシェアしてもらうことができます。

ここでは一例として大谷選手を出しましたが、この「視点のシェア」は、人どうし・組織どうしが関係性をもつことの醍醐味でもあるはずです。

先月、飛騨クマさんが主催するイベントへ参加し、まさにこのことを確信しました。同じ森を同じように歩いていても、人によって見えている景色が全く違うと気づいたからです。

生えている草木の名前が瞬時に分かる人。他の地域と比較したときの土の違いを発見する人。木の種類から、その山独自の特徴を感じられる人。みんながそれぞれ違う人生を歩いてきたからこそ、「そんなところに視点がいくんだ、、!」と驚いた瞬間がたくさんありました。

こんなふうに、多様な人どうしが集まって「そんなふうに見えるんだね」「わたし(たち)からはこう見えるよ」と、お互いに「視点をシェアすること」こそ、「立場の違いを超えて、みんなで考えること」の醍醐味です。

自分の視点だけを信じると、前に進む力は大きくなりますが、世界は狭くなります。世界が狭くなりすぎると、やっている本人(たち)が苦しくなったり、社会への貢献度が弱くなったりします。

なので、自分の視点にとらわれすぎていると感じたときは、他者の視点を分けてもらって、自分の視界をアップデートするということが必要なタイミングなのかもしれません。そして「とらわれる」ことは、「本当に大切なことにこだわる」ということとは根本的に異なります。

お互いに視点のシェアをして、自分の考え・ビジョンをアップデートさせたら、また自分のフィールドで集中する。そんな繰り返しの先に、さらなる豊かな世界があるのだと思います。

トリカンのコミュニティデザイン事業ではこうした、みんなで集まって「視点のシェアをしあえる場」を作っていけたらと考えています。安城をとりまく人や自然環境を大切に思っているからこそ、わたしたちが貢献できる最大限のことを引き続き模索し、実践していきます。

森と人の未来のために
いまできること。

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